映像編集ってどんなPCやソフトを使えばいいの?

今回は「映像ってどうやって作っていけばいいの?」といった、まず初めにひっかりそうな疑問からお話します。

(※本noteでは便宜上、1つの完成品のものを『映像』、5秒〜60秒ほどで比較的短いものを『動画』と呼び分けさせていただきます。『動画』の集合体が『映像』というイメージでお願いします。)

映像を編集するのに必要なもの。

ハードウェアとソフトウェアの2つに分けてお話できればと思います。

まず、映像を作るにはどんなスペックのパソコンを使えばいいのでしょうか。

一般的に、映像を編集するのには高性能(高処理速度・多ストレージ)のパソコンを使わないといけないとされています。

理由としては次のような事が挙げられます。

①処理速度が遅くなってしまい、効率が悪くなってしまう。

そもそも映像ソフト単体でもかなりのエネルギーを使うのですが、複数のソフトを同時に立ち上げて制作する事がほとんどです。性能が低いパソコンでは、重すぎてほとんど作業にならない可能性があります。

②書き出しが長くなってしまい、待ち時間がかなり長くなる。

映像編集は、編集して仮完成したものを書き出しを行い、MOVやMP4ファイルに変換してやっと完成します。パソコンの性能が低いと、完成品の書き出しに1時間や2時間かかってしまうのもザラです。「完成した後の作業なら、1回我慢すればいいのでは?」って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、完成品を眺めて細かに修正していくこともかなり多いので、その度に書き出してると時間がいくらあっても足りません。(僕はこれで何度か納期に遅れそうになりました…)

③容量が大きくないと、余裕を持って作業できない。

映像編集のイメージとして、5〜20秒ほどのパートを小分けで編集し、書き出し、それらを組み合わせて1つの映像作品を紡ぐものと考えてください。たとえ短い秒数の動画であっても、表現の緻密さや書き出しの精彩さ次第では余裕で1GBを上回ります。結果的に書き出す前の仮完成品の状態で、50GBほどの容量を食うことも多いため、ストレージは多いに越した事がないです。1つの映像自体が内蔵ストレージが512GB以上あるパソコンを使う事がオススメです。

以上3つの理由より、高性能のパソコンが映像編集には必須条件になってきます。

これでようやくスタートラインですね(笑)

また、WindowsとMacのどちらがいいかというお話ですが、正直どちらでも構いません。理由としては、『Premire』や『After Effects』というAdobeソフトさえ使う事ができれば映像編集は行うことができるからです。

ただ、個人的にはMacがオススメです。Adobeソフトに加えて、iMovie・Final Cut ProというMac専用ソフトも使えますので、編集に幅が出てきます。

続いてソフトの話です。

ソフトに関しては3つの判断軸で決めるといいと思います。コスト×手軽さ×編集の深さです。費用・操作感・出来る事の多さの点で見ていきます。

今回は5つソフトを紹介します。

①iMovie

iMovieiOSのためのiMovieやmacOSのためのiMovieを使えば、あなたの写真やビデオクリップを驚くほど美しい映画や予告www.apple.com

Mac製品に無料で付いてくる映像編集ソフトです。

その特徴はなんと言ってもお手軽に映像編集が楽しめるところです。

テンプレートやトランジション(※動画と動画が切り替わる時のエフェクト)も一定数用意されてますし、直感的なインタフェースでサクサク簡単に映像作品が作れます。

それほどこだわった映像しか作る予定がない人ならこれで十分だと思います。

ただ、トランジションの数が少ないというのと、テロップ(文字)が動かせないのが欠点です。特に後者はかなり痛いですね。

コスト:5点(なんといっても無料)

手軽さ:5点(直感的なインタフェース)

編集の深さ:(0点に近い)1点

といったところでしょうか。コストと手軽さは他の追随を許しませんが、シンプルなものしか出来ないのが難点です。

②Premire Rush

Premiere Rush – 初心者向け動画編集アプリPremiere Rushは、初心者でも簡単にできる動画編集アプリ。YouTube向け動画などを簡単に作成できます。Prewww.adobe.com

Adobeから昨年新しく出た動画編集ソフトです。

初心者でも手軽に動画を作れることをにフォーカスを当てていることに大きな特徴があります。こちらのCMを見ていただいた方が分かりやすいのではないでしょうか。

SNS向けに簡単に編集している様子が伺えます。スマホでもPCでも動画が編集できるみたいですね。

コストとしては、①制限付き(月に3回しか書き出せない)で無料②無制限書き出しで月額1058円の2パターンあるみたいです。とりあえず無料版で試してみるのも良さそうです。

iMovieとは異なり、テロップにも自由度あるのでかなり編集しやすそうですね!

コスト:3〜5点(0円〜年12000円前後)

手軽さ:4点(スマホでも手軽に作成できる)

編集の深さ:2点(必要最低限というイメージ。自由度は低い)

出来ることとしてはiMovieよりは多いですが本格的な映像編集ソフトと比較するとどうしても手狭だとは感じてしまいます。

③Final Cut Pro 

Final Cut Pro X360°ビデオの編集とモーショングラフィックス、4K HDRに対応し、色補正のための高度なツールを備えたFinal Cutwww.apple.com

Apple社製のMac専用アプリケーションです。僕はこれをメインに使用しています。簡単な表現はFinal Cut Proで編集し、複雑な表現は他のソフト(AfterEffectsなど)で整え、ここで統合するようなイメージです。ベースキャンプです。

iMovieの使いやすさそのままに、トランジション等の数もかなり多く、テロップも自由度高く作成できます。

お値段も35000円しますが、一度払えば追加料金なくずっと使えます。大学2年生の時にバイトして購入し、そこから4年間で50本ぐらい作りました。生み出した充実感や感動を思えば、人生で一番良い買い物だったと思います。Final Cut Pro X – Motion 5Motionは、パワフルなモーショングラフィックスツールです。2D、3D、360°のタイトル、流れるようなトランジション、www.apple.com

また、Motionというアプリケーションを併用すればトランジションやエフェクトを自分で作り込めたりするので、こだわって編集したい方はMotionも合わせてダウンロードするのがオススメです。

30日間の無料トライアルもあるので関心ある方はダウンロードしてみてください。Final Cut Pro X – フリートライアル360°ビデオとHDRに対応し、色補正のための高度なツールを備えたFinal Cut Pro Xが、ポストプロダクションにwww.apple.com

コスト:3点(初期費用で35000円かかるが追加料金無し)

手軽さ:4点(iMovie譲りの使いやすいインターフェース)

編集の深さ:3点(既存の物を組み合わせていく使い方が中心)

オールラウンドな使いやすさです。インターフェースがかなり優秀なので、バンバン動画が作れてしまいます。基本的にFinal Cut Proでまず取り掛かり、編集的に難しい箇所があればAfterEffectsで補うといった使い方ができます。Macの方で悩んでいるのであれば、Final Cut Proをオススメします。

④Premire Pro

Adobe Premiere Pro CCの購入 | 動画編集制作ソフトAdobe Premiere Pro CCでどこにいても圧倒的な映像を制作。映画、TV、web用のプロフェッショナルなコンwww.adobe.com

Adobe者が誇る、映像業界のグローバルスタンダードです。互換性を考えれば、仕事ではPremireを使っておいた方が良さそうです。

Final Cut Proと役割は変わりません。環境によってFinal Cut ProとPremireを使い分けることになりそうです。

IllustratorやPhotoshop、AfterEffectsのデータもそのまま取り込めるので非常に作業がしやすいです。

多少複雑なので勉強する必要がありますが、Adobeで慣れてる方はこちらの方が使いやすいかもしれません。

ただ、気になる値段なのですが…Creative Cloudの価格とメンバーシッププラン | Adobe Creative CloudAdobe Creative Cloudのメンバーシッププランと価格をご確認ください。すべてのデスクトップアプリケーションwww.adobe.com

Premire単品でも年29760円、Adobe全アプリケーションが使えるコンプリートプランでも年68160円と多少高いです。初心者に方は手を出しづらいと思います…。

以上より

コスト:1点(導入ハードルが高い)

手軽さ:2点(専門性高い)

編集の深さ:4点(プロ御用達です)

ここまでくるとかなり上級者です。仕事で本格的な動画を作ることが必要な場面が出てきたり、副業でフリーランスを始める以外ではなかなか導入ハードルが高いでしょう…。

⑤AfterEffects

Adobe After Effects CCの購入 | 視覚効果とモーショングラフィックスソフトウェア想像を超えたモーショングラフィックスとビジュアルエフェクトをAdobe After Effects CCで作成。映画、テレwww.adobe.com

最後がこのAfterEffectsです。一番細かく映像表現が出来ます。かなり専門的なソフトになるので、AfterEffectsを使いこなせるようになればプロ顔負けのクリエイターになれるでしょう。本当になんでも出来ます。

クオリティが求められる映像作品となると、AfterEffectsで1つ1つのパートを仕上げ、PremireとFinal Cut Proで統合して管理するスタイルになります。(AfterEffectsで一気通貫して行うこともできますが、重すぎてプレビューが全く出来なくなるので僕は避けてます。)

映像編集は、二次元のデザインに奥行き時間軸を加えて表現の幅に無限大の可能性を持たせる技法です。このソフトを触っているとその感覚がかなり克明に現れます。

コスト:1点(Premireと同じ)

手軽さ:1点(かなり専門的)

編集の深さ:10点(出来ないことはないです)

動画編集を極めるならこれ1本です。

ただ、自分で1つ1つゼロから作る必要は正直ありません。

多少高額ですが素材サイトと契約し、素材を組み合わせて1つの動画を仕上げられるスキルさえあればプロ顔負けの動画を作ることができます。そのためにどう勉強すればいいかや、どういう素材サイトが存在するかは次回以降に記します。

いかがでしたでしょうか。

映像編集自体、プログラミングとデザインを掛け合わせたようなオペレーションが必要になるので初めはかなりとっつきにくいかもしれません。

ただ、そんな複雑なことも動画を届けたい相手の心を動かしたい気持ちさえあれば、気づいたら乗り越えられます。

自分の大切な人のためだったり、インパクトが大きいことをしたいのなら…

意外に頑張れるかもしれませんね。

これで映像編集に取り掛かる準備が出来ると思うので、次回以降はもう少し詳しく編集の話をしていこうと思います。

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